2022年9月24日(土) 開演:午後1時30分~  会場:逗子文化プラザなぎさホール

85周年記念吟詠大会理事・顧問の皆様

開会式 

開会の言葉 大会副会長 伊藤岳光

オープニング 「祝賀の詞」

吟:鈴木岳賢 加藤岳美 根岸岳慶 小泉岳貴 黒田岳慶  伊藤茜風 小野岳祥 森 岳靚

舞:伊藤岳光

 

「祝いの詞」の舞 伊藤岳光大会副会長


祝賀の詞吟詠

鈴木岳賢大会副会長

一、会員吟詠構成吟 渋沢栄一物語   企画構成:行谷岳隆  映像:森 弘岳  監修:有友岳濤

  ナレーション 森川いづみ 

  尺八伴奏 奥本林山

1 南遊効季候 渋沢栄一  紫陽花支部 国際村支部

「東郊日暖かにして咽光清し 時に流鶯雉声に和する有り 徐に歩めば野菜花海の裡 薫風吹き送る黄金の香」

2 十月六日門出に口ずさむ 尾高旬忠 渚支部 筧風支部 相洋支部

「一双の行李西風に向こう 腰剣肩書意気雄なり 誰か識らん小春温暖の日 山川自在紅楓を観る」

3 「家を辞す」 渋沢栄一  渚支部 原田岳義

「豈に説かんや紛紛世路の難しきを 此行誓って楼欄を斬らんと欲す 男児国の為に桑梓を辞す 一に人の狂暴の看を成すに任す」

4 「京に入る」渋沢栄一  副会長 伊藤岳光

「行き行きて五十有三程 奈んともし難し帰心の寸寸に生ずるを 風雨蕭然たり逢坂の路 満襟の紅涙神京を望む」

5 「 志を言う」藤田東湖  酔吟支部 真澄支部

「俯しては郷国を思い 仰いでは君を思う 日夜憂愁南北に分かる 唯喜ぶ閑来典関に耽るを 錦衣 玉食本浮雲」

6 恋の道 土方歳三  酔吟支部 畠中潤岳

「しれば迷い しらなければ迷わぬ 恋の道」

7 巴里 渋沢栄一  筧風支部 瀞朗支部 悠吟支部 幸和支部 真澄支部

「一花一草総て情に関す 身に触るる山河みな旧盟 俯仰すれば豈に無からんや 今昔の感 秋風夢吹いて巴城に入る」

8 惜しまるる 渋沢平九郎  常任理事 黒田岳慶

「惜しまるる 時散りてこそ 世の中の 人も人なれ 花も花なれ」

9 初雁  渋沢平九郎  常任理事 森 弘岳

「初雁が日本世界を見て通る」

10 満開の桜 井上 馨  朋翔支部 吉田桜岳

「鶯の ねぐら氣ままと さだむれど 羽風もいとゑ 梅が香さかり」

11 村岡氏送別の詩 大隈重信  酔吟支部 品川榮岳

「幾歳か同夕遊水宮に伴う 厘江一別西東を失す 辺塞に趨くを得て今晨発す 返塞に趨くを得て今晨発す 他日君に期す第一の功」

12 一聲の仁 西郷隆盛  常任理事 高見岳湘

「文を学びて主無ければ痴人に等し 天心を認得て士気振う 百派紛紜乱れて線の如し 千秋動かず一声の仁」

13 偶成 木戸孝允  渚支部 悠々支部

「才子賽を恃み愚は偶を守る 少年才子偶なるに如かず 請う看よ他日業成るの後 才子才ならず愚は愚ならず」

14 亀山営中の作 大久保利通  常任理事 根岸岳啓

「大海波なって 月営を照らす 誰か知らん 万里遠征の情 孤眠る未だ結ばず 家に還るの夢 遥かに聴く 中宵喇叭の声」

15 北海道巡遊中作 伊藤博文  朋翔支部 吉田楽山

「蹇蹇匪躬 奚ぞ帰るを念わん 満点の風露 征衣湿う 秋宵 石狩山頭の夢 尚黒竜江上に向かって飛ぶ」

16 刻中にて史を讀む 陸奥宗光  真澄支部 東伏見支部

「夜深くして 偶欧州史に対す 興廢輸贏 変棋に似たり 雨は山窗を樸ち燈影暗く 讀み来たる邏罵滅亡の時」

17 万国郵便信聯合盟約成るの詩 前島 密 

参与 小野岳祥 森 岳靚

「通信の約 茲に成る 萬邦 其の規を一にす 人は異族の看を為せども 世は同人の実を挙ぐ」

18(1) 俳句二題 原 敬  大正四年秋 井上候の訃を聞いて  

監事(吟)行谷岳隆 (書)伊藤茜風

「小雨ふる 小糠の山や 秋悲し」

18(2)俳句二題 陸奥宗光の墓前にて 原 敬  参事 山崎勝岳

  「暮れかねし 夕陽が岡の 落花かな」

19 狂歌 堪忍の 高橋是清 常任理事 加藤岳美  尺八 奥山林山

「堪忍の 股からのぞけ 富士の山」

尺八 奥山林山先生

20 一身の存亡 岩崎弥太郎   

悠々支部 紫陽花支部 滝の坂支部 東伏見支部 国際村支部

「一身の存亡 何ぞ説くを持ちいんや 白髪堂に在れば 涙自ずから潸たり 恍惚として枉げて成さん 半宵の夢 枕上從り慈願を 拝さんことを要す」

21 詩(信念) 五代友厚  滝の坂支部 小林法岳

「男子一度は決心せし上は 例え 朝命なりとも志を翻し難し 天下の貨財は 私すべきもにに非ず」

22 花を惜しむ 福沢諭吉 (吟)幸和支部 河田岳好 (舞)上田花岳 高梨京礼

「半生の行路 苦心の身 幾度か春を迎え 還春を送る 節物は怱怱として 留むれども止まず 花を惜しむ人は是 霜を戴くの人」

23 綾錦 下田歌子  常任理事 小泉岳貴

「綾錦 来ては帰らずば 三国山 また再びは越えじとぞ思ふ」

24 友祈祷 広岡朝子  常任理事 菊池岳悠

「相思ふ 清き心を とことはに かみにいのりて 深さくらへん」

25 田園都市会社事業発展を賀す 澁澤栄一  相洋支部 一色支部 滝の坂支部 眞名瀬支部

「新阡先ずは喜ぶ 朝光に映ゆるを 四望の山川 輿を引くこと流し 商いは二価せず 耕して耕して畔を譲る 果然たり 義と利 両ながら郷に全し」

26 九月十日 菅原道真  河田我仁

「去年の今夜清涼に侍す 秋思の詩編独り断腸 恩賜の御衣今此在り 奉持して毎日余香を拝す」

※ 創立85周年記念吟詠

85歳以上の合吟

27 富士山 石川丈山 

「仙客来たり遊ぶ雲外の嶺 神竜棲み老ゆ洞中の渕 雪は紈素の如し煙は柄の如し 白扇倒に懸る東海の天」

28 自訴 杉浦重剛  

「岳に登りて天下を小とし 自ら誇る意気の豪なるを 其の山上の山を奈んせん 之を仰げば一層高し」

式 典 左より 有友大会会長 伊藤岳光副実行委員長 鈴木副実行委員長 加藤岳洵大会顧問 

        内山岳青大会顧問 内山岳章大会顧問

碩心会の詩 実行委員長 中山辰岳

「東海に巍巍たり八朶の峯 千秋仰望す 碩人の蹤 一吟能く養う浩然の氣 斯文を興起して祖宗に應えん」

大会長挨拶 会長 有友岳濤

表彰状贈呈 感謝状贈呈 功労者表彰 許證授与式 花束贈呈

吟詠歌謡:碩心会顧問 加藤岳洵

無 心  良   寛

「花は無心にして蝶を招く 蝶は無心にして花を尋ぬ 花開く時 蝶来たり蝶来たる 時花開く吾も亦人を知らず 人も亦吾を知らず知らずして帝則に従う」

葉山・逗子を詠う 

葉山八景 田中 富  和歌 高崎正風

吟詠 鈴木岳賢

 伊藤岳光 上野花岳 野村耀岳 高梨京礼

「わが庵は 相模の海を 池として 富士江の島を 庭の築山 長者ケ崎の夕照 富嶽に対し 打鯖の晴嵐 松を吹いて清らかなり

新善光寺の晩鐘 四辺に幽邃 沢田の落雁 不動の峰を渡る 深々たる時を恋う 平の越の暮雪 松久保の夜雨 萬緑に注ぐ 

遥かなる雲波 名島の帰帆 相対す悠久 仙元山の秋月」

舟艇守の尺八 大野弧山  (吟)会長 有友岳濤  顧問 内山岳青  顧問 上村岳章 

(舞) 菊池岳悠  中村岳紫  佐藤香紫  森 香暎  米村佳楓

「炎熱の夏は去りて秋風来る 風は清し湘南逗子の渚 微かに聞く洞簫の遥かに漣を渡るを 杖を停めて耳欹つれば千鳥の曲 斯の曲老来忘りり能わず 

昔提督八代の愛曲 四十五年一夢の中 哲人一たび去って復帰らず 一竿の霊音能く昔を映して 竹に問う近代勇士の心 

涙雲日を蔽うて将に人をして泣かしむ 秀嶺見えざるは反って情有り 去らんと欲して低徊去る能わず 室に入って簫を見れば純忠の士」

閉会の言葉 大会副会長 鈴木岳賢

会場の立て看板

会場受付・出演者の皆さんも笑顔

出演の受付担当: 菊池岳悠  吉田桜岳

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